「あの……、その、ありがとう。昨日、アドバイスしてくれて」
「別に、大したことじゃねーよ」
「わ、私にとっては大したことあるの! そのおかげでふたりもトモダチができたんだから!!」
ムキになってそう答えると、ポンッと頭の上に手を置かれる。
「ん、よくできました」
相手は私が嫌いな暴走族のひとりで、しかも総長で怖い人なのに━━。
今までみたことないソイツの優しい笑顔。
悔しいけれど、それに思わず心臓がドキドキと反応してしまった。
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