私より身長が低い小柄なその子の名前は姫乃寧々(ひめの　ねね)さん。
美少女で、ゆるくウェーブしたブラウンの長い髪がよく似合う。

常に穏やかな雰囲気をかもしだしていて、クラスでは男女共に人気があり友達も多い。
そんな、私とはまるっきり正反対の立場の姫乃さんが一体どうしたんだろう？　と、一瞬首を傾げた。

「あの、な、なんでしょうか？」
ぎこちなく喋る私。すると━━。