「変……、じゃないでしょうか?」 「きゃーっ! そんなことないわよ、ものすごく素敵、姫華ちゃん!」 私はカーテンで仕切られた空間で、一輝のお母さんに手伝ってもらいながら、ドレスに着替えた。 白い純白のウエディングドレスは、本当に私が着てもいいのかって思うくらいキラキラ輝いている。 普段地味な黒髪も、せっかくだからと勧められてヘアアイロンでクルクルと巻かれた。 「じゃ、そろそろ一輝に見せてあげましょう!」