あれから数日が経ち、勇飛は私を見かけたら普通に「おはよう」と言ってくれるようになった。勇飛に無視され続けられるのは、正直辛かったので、私にとっては心底嬉しい。
そして、彼女━━、姫乃さんはいつの間にか転校したらしく、クラスでもそれが話題にあがっていた。
姫乃さんは、人気者だったからみんなが驚くのも無理ないよなぁと、私は自席で頬杖をつきながら複雑な気持ちで考える。
ふと、窓の外を見ると今日の空は雲一つない、青空だ。
一輝との交際は、今のところ順調に進んでいる。
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