「う、うん」
【2-A】のプレートが見えて、私は勇飛とそこの教室に入った。

もう既にほとんどのクラスメイトが登校している中━━、新島っていう人は隅っこで女子に囲まれている。
私は自分の席に着いてチラリと横目で見た。

銀の髪に、銀の瞳は、見間違えじゃなくて本物だ。
突然ツンツンと、後ろから肩をつつかれる。

思わずビクリと身体が跳ねて、反射的に顔を向けると勇飛が心配そうに眉をハの字にさげていた。