「結婚を前提に俺の姫になれ」━━。
謎の美形総長に初対面でいきなりの告白。

「お前に拒否権はねぇから、ま、諦めてくれや」
ど、どうしてこんなこと命令されるハメに!?

一瞬そう思ったけど、キッカケになった原因は私側にある。
それは私が学校に着いた直前の出来事だった。

朝は快晴。
今日こそ……、友達ができたらいいな、なんて思いながら登校した。