私は、それを見て驚いた。

え、うそ……でしょ。

暴走族がこの私が通ってる学校に居るなんて……


最悪だぁぁぁぁああ!!!


「はぁー」


「おい、」

「はい……!」

「さっきから、俺の顔を見てため息つくのやめてくれないか」

「え……」

「気分……悪いんだけど」

「あ、なら……ごめんなさい」


私は、その人に謝って私も去ろうとした。


「ちょっと、待て」

「へ?」

「来い」

「え!なんでですか」

「いいから来い!」

「!……」


私は、大人しくその人について行くことにした。


周りからは……

「かなちゃん……大丈夫かな?」

「無事に帰って来ることを祈るしかないだろうね……」


そう、私の名前はかな。

金山佳奈(かなやま かな)。

クロ星に通う高校2年生だ。


私の自己紹介は、いいから!


心の中では……

ちょっとー!助けなさいよ!!


まぁ、私の心の声なんか聞こえないよ……ね。(苦笑い)