とても気まずい。 帰った方がいいかな、わたし。 「……座るか」 えっ。 となりにですか!? 「無理にとは言わねえが」 「恐縮です!」 少し感覚をあけて彼のとなりに座る。 ……シーン…… 会話! なにか、会話を!!! 「……名前。ハルキさん、って。いうんですね」 「ああ」 「覚えました」 「そうか」 「ちなみに、わたしは。ヤマシタヒナタといいます」 興味ないかな。 でも、ちゃんと自己紹介してなかったし、一応!