_____・・・・・・ 私はこんなにも幸せでいいのだろうか。 こんな日常が許される人間なのだろうか。 まだ冷たい風に、ふとそんなことを思った。 通りかかった窓に映る自分をちら、と一瞥する。 肩までの髪は、兄とそっくりな黒髪が嫌でダークブラウンに染めた。 1年前に亡くした兄---海斗とは、 目元も口や鼻の形も、華奢な骨格も全てそっくりなのだ。