Secret Investigation

次の日の朝。
事務所から連絡先を知りたいと言って来てる人がいるということで名前を確認した上で了承の連絡をした。

もちろん風上修也だ。

事務所に返事してから約10分後。
知らない電話番号からのメッセージが届いた。

『急に連絡先聞いてごめん。話したいから会えないかな?』

私は、その電話番号に非通知で電話かけた。
非通知としてかけたにも関わらず2プッシュで電話出た。

「もしもし。」

声が少し震えてるようだった。

「会うのは良いけど、迂闊に外に出られない身なので、このあとメッセージ送る通りに行動して。」

私はそのまま電話を切り、メッセージを送った。

送った内容はこの住所。
条件は
電車で来るなら最寄り駅の手前2駅、車なら出発時に携帯の電源を切ること。
着いたら私部屋番号を鳴らす際に一緒に秘密の言葉を伝えること。

秘密の言葉もこのメッセージと一緒に送ってる。


私は、朝ご飯食べて家の掃除をして過ごしてるうちにインターホンがなった。
モニタに映ってるのは紛れもなく風上修也で、秘密の言葉も言ったので、扉を開け部屋前まで来てもらった。

ピーンポーン

家のインターホンが鳴ったので扉を開け、目の前にメモを書いたスマホを見せる。

『理由は後で全て話す。

私が良いと言うまで声を出さないで。
着てる服に盗聴器やGPSがないかみっちりと調べさせてもらいます。』

メモを見た風上修也は頷いたので家に上がって貰いトイレで服を全て脱いで貰い手荷物検査を行う。

スマホや財布や家の鍵程度しか身に着けておらず服にも盗聴器やGPSを忍ばせてないことを確認したうえで服を返す。