Secret Investigation

「「動くな、警察だ」」

後から追跡した仲間が抜け道を押さえているため逃げ道は私達が来た道だけ。しかも車を停めているため犯人は逃げ場の無い状態になる。

私は一歩前に出る。

「私が誰だかわかるかしら？凶器を捨てて両手をあげなさい」

男は答えようとするどころか手に持ってるナイフをこちらを向ける。

「誰が、お前みたいな女の言う事聞くかよ。」

男はこちらに向かって来るので、隣に控えてる中道が私を庇うように前に出て男の凶器を持つ手を強く握る。

そのためナイフを地面に落としたため笹塚がすかさず足で蹴って遠くにやる。

中道が男を地面に押し付け、それに加勢する寺西くん。
二人の力が強かったからなのか男が身動き取れなくなったため、男の手に手錠をかける。
二人はそのまま車に連行し、私は追跡してくれた子に礼を言ったあと戻るよう告げる。

そして助手席に乗り込み、笹塚の運転でその場を後にする。

近くにメンバーつまり警察関係者が待機していたため、護送車を護るかのように前後で警察車両がサイレンを鳴らしながら深夜の警察庁へと入っていった。