3ヶ月後

あれから、修也と相談して私の家で二人で住むことになり婚姻届も提出した。

修也は会社の経営のために毎日夜遅くまで仕事している。
一時期は会社内で犯罪者の仲間だと言われていたようだけど、私が裏を回して言わせないようにしたので、少なくとも今は順調に回復しているだろう。

沙綾とは、たまに会ったりして恋話トークで盛り上がっている。ちなみに彼氏出来たみたいでしかも、例のゲームに参加していた医者らしい。
いつの間に仲良くなってたのか、本当に。。
でも凄く幸せそうで良かったよ。

私はと言うと、女優業を完全に引退し引退会見でもSNSとかでも辞めないでという声も大きかったが、秘密の仕事に専念するため辞めるなんて流石に言えないので結婚という理由と、その相手が大企業の御曹司ということで渋々納得した、と思いたい。

仕事場の環境も大きく変わり、私は変わらず公安課に配属しているが、警視正の不正により公安課のトップに穴が空いたが警視総監が変わりの物は補充しないと言い張るので、中道が公安課のトップに就任した。まぁ、表向きはね。
実際のところは、

「中道、解ってるよな。お前がトップだか知らないが公安課の全ての決定権は姫様にあるんだからな。」

「そうだよ、誰もお前がトップの人間だと思ってないもんねーだ」

「解ってる。けど、お前らの上司になったわけだから解るよな(ニヤリ)」

「もう皆そんなこと言って。中道も大人気ないよ。」

「申し訳ありません。」

というやり取りが増えたことかな。

「あ、明日、病院行くから休むけど何かあったら連絡してね。」

「「「はっ。」」」