Secret Investigation

警察庁についてからは、二人を私の部屋に案内する。
既に事情聴取は進められているとは言え、私は他のプレイヤー達に改めて挨拶をする必要があるので、
二人を笹塚に預ける。

「すぐ戻ってこれるか解んないから、笹塚の質問に答えてくれると助かる。
あ、ここにあるマグカップや飲み物は自由に使ってくれて良いからね。
笹塚、後は頼むよ。」

笹塚は、私に敬礼する。普段なら絶対にしないのに何カッコつけてるんだか。

「任せてください。」

私は自分の部屋を後にし事情聴取の前にある部屋へと向かった。

扉の前まで来たのでノックする。

「入れ」

部屋の中の主からの返事を聞き私は中に入る。
部屋の中にいたのは６０代の威厳漂う男性。
しかし私が入ったことを確認するとその空気も一変し、まるで孫を見るかのような緩い空気に変わった。

「報告があります。」

「知ってる。よくやったな。」

男性は机の紙を見ながら賛辞を言う。

「あと、警察内部の件ですが、こちらも対象は判明しております。いつ行いますか？」

「この騒動が落ち着いてからで良いだろう。愛する人を待たせていたら君も気になって仕方ないだろう。」

「では、５日後でもよろしいでしょうか？こちらの件もなるベく早く行う方が良いかと思います。」

「解った、対象をここに呼び３人だけの空間で執り行う。外には拘束部隊２名配置。それで良いな。」

「はい、問題ありません。では、忙しいので今日のところはこれで失礼します。」

「待ってくれ、これだけは言わせてくれ。本当にありがとう。君に全て任せて本当に良かったと思っている。」

「礼を言うのはまだ早いですよ。失礼します。」

私は、部屋を後にし事情聴取を行ってる部屋に向かった。