Secret Investigation

あれからどのぐらい経過したか、沙綾も落ち着いたので、皆で外に出た。

広い駐車スペースも気がつけば警察車両は４台程度になっていた。

沙綾と修也を覆面の後ろ座席に座らせたあと、私が助手席、笹塚が運転席に乗り込む。

イヤホンマイクを装着し、無線で寺西くん中道に応援いるか確認するが、そのまま対象を連行したと言うことでそのまま警察庁に戻ることになった。

「たぶん、この敷地を出るとマスコミがいると思うからサイレンは鳴らすけど後ろ座席は外から見えないから大丈夫だと思うけど、不安なら顔だけ隠すなり寝るなりしてね。」

「じゃあ良いって言うまで座席後ろに隠れとく。」

楽しそうに言う沙綾。修也は呆れた感じで沙綾と同じように隠れる。

車はサイレンを鳴らしながら車を走らせる。
時間が経過したとは言えマスコミの数は多かった。
完全にいなくなったことを確認して二人に大丈夫と告げ警察庁に向けて走らせるのであった。