Secret Investigation

私は修也に、浜田と横谷で密談するよう連絡したあと沙綾とIT企業の人と密談を行う。


全ては話さずに、IT企業が殺される可能性があることや助ける方法があるかも知れないことを伝えこれからのことを話し合った。

気づけば残り時間は10分をきっていた。

他の人達は最早ヒントの解読も諦めこのままゲーム終わるのを待っているようで、おのおの自由に過ごしていた。

そんな中、あと5分という所で3人が出てきたかと思うと、フリーターが全員に向かって話し出す。

「君達はこのヒントカードあるにも関わらず解読しないのかい。それとも黒幕に逆らえない集まりなのかな。先程話した二人も警察には逆らえないようだし、この中にいるんだろ、職業警察の黒幕が。
そろそろ名乗ったらどうなんだい?」

すると会場に設置されているスピーカーから声がする。

『警察が誰か知りたいと言いましたよね。少し早いですが、ゲーム終わりにして話しましょうか。

結果的には全員生存。まぁ、当然ですよね、このゲームはもともとある方が趣味として行っていたものを我々警察が犯罪者に法で裁くべく設定したものですから。

せっかくなので、答えましょう。我々GMとして運営しているのも警察です。プレイヤーに潜んでいる方も正真正銘警察です。我々の上司です。
そして、この会場は完全密室ですが、外は完全包囲しています。』

「そんなことはどうでも良い。早くここから出せよ。」

フリーターは苛立ちを隠しきれない様子だった。

『えぇ、もちろんです。ただし、ここにいる全員は事情聴取という形で全員来て頂きますけど。』