「これで最後です、菅原さんの考えを聞かせてください。もし、暗号解読してそのヒントの人物の名前、職業、目的を全て答えてその人物が殺された場合、GMはどう思うでしょうか?職業警察の方はどう思うでしょうか?」
私は少し悩んだが、私の本音を伝えることにした。
「うーーん。そうだな、GMはこのゲームを少なからず楽しみの要素の1つとして主催してるから、よくやったとか嬉しいとか楽しいとかの感情がありそうって思ったかな。
逆に警察は例え解読しただけとは言え、殺すか殺さないかの決定打はGMに送るか送らないかなので留まるという選択肢もあるにも関わらず殺した殺人犯として逮捕したいとか思うんじゃないかなって思ったかな。」
吾妻さんは扉に手をかける。
「ありがとうございます。参考にしますね。」
二人は部屋に戻る。
