一通り話が終えたあと、修也が私を後ろから抱き締める。
「俺はこれからどうしたら良い?」
「そのスマホで私と連絡していいから変わらず横谷の動向を教えて欲しい。横谷との関係はそのまま継続しながらで良いから。」
「解った。でもせっかく再開出来たのにまた会えなくなるのは寂しいな、仕方ないけど。」
私は振り返り修也がほっぺをつねる。
「ほんとバカ。私も好きだって言ってるでしょ。月1もしくは月2ならここに来て良いよ、というか来なさい。ただ尾行されても困るから来たくなったら必ず事前に連絡すること。」
修也は嬉しそうな満面の笑みを浮かべる。
「解ってると思うけど、私が警察と言う事は」
「誰にも言わない、絶対」
