「ちょっと……聖？　どうしたのよ……」

「雅！　お、俺、雅が好きだ！」

「え…」

その一瞬で、色白な雅の顔が真っ赤に染まる。

「俺と、付き合って欲しい」

「聖……。
いいの？　私、言葉キツいし、中身、可愛くないって自覚あるんだけど……」

「雅がいいんだ。俺には、雅が合ってると思う。これからも雅じゃないとだめなんだ」

「聖……」

「だから、付き合って欲しい」

「………はい。よろしくお願いします」

「ほ、本当に⁉︎ 」

「……うん。だって……私も…」

「え？」

「私も、思ってた。
聖との時間、ずっと続けばいいのにって」

「雅…」

「私も………聖が好きだよ」


よし！
俺、良くやった！
心の中で雅のこの言葉を聞けたことにガッツポーズし、神に感謝の祈りを捧げた。