屋上を出ると朔夜さんと大さんは 私と香織を連れて倉庫に向かった その間、香織はずっと泣いてる。 大さんが肩を抱いてあげてた 朔夜さんは‥‥ 私の手をずっと握ってる。 私が安心できるようにだと思う。 ただの優しさなんだと思う。 でも、このままがいいなって思っちゃう 手、大きいな。 あったかくて凄く落ち着く。 私は手を、ギュッと握ってみた。 そしたら、朔夜さんは 強く握り返してくれた。