その言葉を聞きながら、私はポロポロと 泣いていた。 叶芽は少し黙った後、口を開いた。 「桜花ちゃん。 私と離れた間にもっと大人になったね。 それに、最高の仲間にも出会えたんだね。 桜花ちゃんが幸せそうで、よかった。 桜龍のみんなと遊ぶのもいいけど、 たまには私とも遊んでね。 それが、桜龍に桜花ちゃんを託す 条件だよ」 叶芽はにっこりと笑った。