電話を切った直後凪が、 「雅! 正直バイクで飛ばして間に合うか わからない。 でも、絶対桜花ちゃんを助けて」 そう言ってヘルメットを僕に投げた。 「ありがとう、凪。 今度は必ず助けてみせる。 みんなもありがとう。 行ってくるね」 僕はヘルメットをつけて、バイクにのり 海岸まで向かった。 どうか間に合いますように。 どうか、どうか、どうか。 願いを込めながら走った。