西野先輩のところに行かなくちゃ! 私は全速力で、校庭を走り抜ける。 太陽の光でネオン色に輝く シャーペンを握りしめながら。 昇降口で靴を脱ぎ 上靴に履き替え 階段を駆け上がる。 「白石、廊下は走るな!」 生活指導の先生の怒鳴り声なんて 気にしていられない。 だって、先輩に会いたいんだもん。 顔を見て 伝えたいことがあるんだもん。 後悔しないように。 勇気を出さなくちゃ!