でもでも…… 「百合ちゃんは どのシャーペンを俺にくれるの? 一番のお気に入りを プレゼントしてくれたら 嬉しいんだけどなぁ」 無邪気な子供みたいに はじける笑顔を浮かべる 西野先輩を無視することも 非常に申し訳ない。 「えっと……あっと……」 先輩対応に困っている私。 夏川君は、気づいてくれたみたい。 「西野先輩。 今すぐ自分の教室に戻った方が 良くないですか?」 そっけない声を 西野先輩に突き刺した。