「お待たせ致しました。お部屋にご案内します」
営業スマイルを浮かべ、サフィーが歩き始めると自然とディアンが横に並ぶ。そして腰に腕が回され、サフィーは思わずその手を振り払いたくなったものの、支配人からの視線を感じてやめた。
海賊ラピスの船員の多くは普通の客室に泊まるが、幹部や船長であるディアンは最上階の部屋に泊まる。ディアンの部屋は一番このホテルで高い部屋であり、使われている家具も高級品、そして何よりバルコニーからは美しい海を楽しむことができる。
「お荷物はこちらに置いてもよろしいでしょうか?」
ディアンの荷物をサフィーが置くと、ディアンから「別に荷物くらい自分たちで運べるぞ?お前の細い腕が折れてしまうかもしれない」と真顔で言われる。サフィーは笑みを崩さぬまま口を開いた。
「お気遣い、ありがとうございます。ですが、これが私の仕事ですので……」
頭を下げてサフィーが出て行こうとすると、「待て」とその腕が掴まれる。サフィーが振り返ると、ディアンの唇と自身の唇が重なった。
営業スマイルを浮かべ、サフィーが歩き始めると自然とディアンが横に並ぶ。そして腰に腕が回され、サフィーは思わずその手を振り払いたくなったものの、支配人からの視線を感じてやめた。
海賊ラピスの船員の多くは普通の客室に泊まるが、幹部や船長であるディアンは最上階の部屋に泊まる。ディアンの部屋は一番このホテルで高い部屋であり、使われている家具も高級品、そして何よりバルコニーからは美しい海を楽しむことができる。
「お荷物はこちらに置いてもよろしいでしょうか?」
ディアンの荷物をサフィーが置くと、ディアンから「別に荷物くらい自分たちで運べるぞ?お前の細い腕が折れてしまうかもしれない」と真顔で言われる。サフィーは笑みを崩さぬまま口を開いた。
「お気遣い、ありがとうございます。ですが、これが私の仕事ですので……」
頭を下げてサフィーが出て行こうとすると、「待て」とその腕が掴まれる。サフィーが振り返ると、ディアンの唇と自身の唇が重なった。


