「翔弥くんなら、いいよ、というか、翔弥くんとしかしたくない」
「おまえっ、それどう意味で言ってるか、わかってる?今から俺は梨友を自分のものにだってできてしまう。それでもいいか?」
リユは覚悟を決めたのか
「いいよ」
俺は梨友の頭を右手で押えて、左手は腰を支えて、低い妖艶な声を出して
「……、じゃあ遠慮なく」
俺はその艶やかな唇にキスをひとつ落とした
柔らかくて、艶のある唇
もう誰の手にも渡さない
梨友は俺のものだ
だから、梨友俺の事を好きになれ。
俺のこの気持ちはずっと胸の中に閉まっておくことにした



