「わっ」

急に抱きしめたから、梨友は驚いた声を出した

クラスのみんなが見てるのも、お構い無しで

俺は梨友を抱きしめた

「翔弥くん……みんな見てるから……」

俺は気が気じゃなかったから

「ちょ、しょ、やくん?」

教室を飛び出すと、俺らは左側へ走り出す

3階へと続く階段を上ると、真っ直ぐ走りだす。

そして、着いたのは

バンッ

「はぁ、はぁ…、」

梨友は着いた途端、膝に手を着いて息を整えてる

ずっと走ってたからな、

俺は陰に隠れて、梨友再び抱きしめる

「はぁ…悪いな。急に走り出して」