教室へ着くと、ここでも注目の的
さっきのドアを開ける音で俺に気がついたのか、友達と話してた梨友の顔が俺の方へ向いた
「あ、翔弥くん……。良かった。今日来なかったらどうしようかと思った。昨日のお礼が言いたくて」
みんなの前で昨日のこと話してもみんな『?』って顔しちゃってるが、
クラスのみんなは俺と梨友たちが仲良く話してるのが羨ましいのか、ずっと見てきた
「黒須くんと梨友達仲良いよねー?羨ましい〜」
俺はそんな言葉が耳に入ってこないくらい、梨友が心配だった
「良かった、昨日愛川を家に送ったあとも、怯えてたり元気がなかったらどうしようかと思った。でも元気でよかった。」
と、俺は話終えると、梨友を抱きしめる