「どうしたの?」
「まだ付き合ってもねぇのに、どうかなとは思ったが…」
翔弥くんはそう言うと、抱きしめて頭を抑えたまま私の耳元で
「嫌なら、振りほどいてくれていいから、キスしていいか?」
私は少し悩んだけど、
「翔弥くんなら、いいよ、というか、翔弥くんとしかしたくない」
「おまえっ、それどう意味で言ってるか、わかってる?今から俺は梨友を自分のものにだってできてしまう。それでもいいか?」
「いいよ」
「……。じゃあ遠慮なく」
翔弥くんは一言そう言うと、私の頭を右手で押えて、左手で腰を支えて、私の唇にキスをひとつ落とした



