生徒に人気の先生の秘密、それは…



「あっ、梨友〜。良かったー。今日休んでたらどうしようかなと思っちゃったー」

「葵ちゃん!ありがとう。ごめんね心配かけて」

「大丈夫だったんなら、良かった」

さっ一緒に教室行こ?っと葵ちゃんは私の手を取って繋いできた

左手は優里亜で横に美由喜ちゃん

2年の階段を上り終わると辻屋先生がいた

「うわっ、びっくりした」

「うわっとはなんだ、そうだ。愛川さんに話があるんだ、ちょっと来てくれるか?」

「?」

「なんだろ?あ、カバン…、机に置いとくよ」

「ありがとう。ちょっと行ってくるね?」

私は友達にカバンを預けると、先生についていった

「昨日の話はもう既に僕の耳にも届いてる。田口のことなんだが」

先生は生徒指導室に入ると、言いにくそうに口を開いた