「いただきます」

お味噌汁を一口飲むと、薄くなく、濃くもない優しかった

「美味しい!」

「良かった!どれも梨友の大好物だから、いっぱい食え!」

お兄ちゃんがいてくれたから、今日の私は元気に明るく過ごせてる

ありがとう!


「ご馳走様、全部美味しすぎて箸が止まらなかった」

「良かった、梨友、もう7時半だぞ」

「あ、ほんとだ。でも今日は少し余裕もって学校行ける!いつも起きる時間にご飯食べ終わっちゃった」

私はカバンを肩に下げると、玄関までお見送りに来たお兄ちゃんに

「行ってきます!」

「あぁ、気をつけろよ!そうだ、優里亜ちゃん来てるぞ」

いつも一緒に登校するのは、ひろくんだったから、嬉しい