「梨友…、梨友…起きろ!もう7時過ぎだぞ」
お兄ちゃんの声で目を覚ますと、お兄ちゃんは既に着替えていた
「んー、お、にい、ちゃん…、おはよ…」
いつも優しく起こしてくれるお兄ちゃん
紳士的で守ってくれるのに、なんで彼女作らないのか、本当に謎
「おはよう!朝ごはんできてるぞ」
「えっっ!!」
あ、そっか、お兄ちゃん一人暮らししてたんだった
「俺、一人暮らししてるから、ご飯くらい作れる!さ、早く着替えて顔洗って朝ごはん食べな?」
私は短く、『うん』と返事をすると、身体を起こして、制服に着替えるために私の部屋に
着替え終わると、1階へ降りて、水道水で顔をパシャと洗い流す
そして、リビングへ。湯気のたったお味噌汁、私の大好きな玉子焼き、おかずは鮭のムニエルだった
どれも私の大好物で、覚えてくれてたんだ。お兄ちゃん