そして、数分後

私はお風呂から上がると、お兄ちゃんの部屋へ向かう

あ、友達の家でも良かったけど、

家に1人お兄ちゃんを残しておけないや

「お兄ちゃん、お待たせ」

わたしは無地の黒のパジャマを着て、お兄ちゃんの部屋のドアを開ける

そこには、漫画を読みながらベッドに寝っ転がってるお兄ちゃんの姿が見えた

「おっ、ゆっくり出来たみたいだな。

つーか、また髪の毛乾かさず来たなー?

どれ、昨日みたいに乾かしてやる」

お兄ちゃんは、床に座るとドライヤー片手に私を手招きする

お兄ちゃんに乾かしてもらいたいから、ワザとじゃなくて

今だけはお兄ちゃんに甘えてもいいよね