そして、数分後

白鷹楼と龍神の闘いが終わって、勝ったのは白鷹楼だった

「す、、ごい…」

あまりの強さに私は言葉を失った

「梨友!!大丈夫か?」

わたしは有紀ちゃんに支えられながら、1階へと降りていく

「しょ…や…くん」

私は腰が抜けたのか、その場にヘナヘナと座り込んでしまった

「梨友ちゃん!」

「あ、あれ?あ、安心したのかな?えへへ、こ、腰抜けちゃった」

翔弥くんは私の目の前でしゃがみこむと、大きい手が私の頭の上に乗った

「梨友、強がらなくていい!泣きたい時は泣いていいんだ」

その言葉に安心したのか、私はみんなの前で泣きじゃくった