「梨友ちゃん!」

「えっ!ゆ、ゆきちゃん?」

塩田 有紀

美人で私より綺麗で頭脳明晰で運動神経抜群の有紀ちゃんは、女の私から見ても惚れちゃうくらい

そんな有紀ちゃんがまさかの白鷹楼のメンバーだったなんて

「怖かったよね!ごめんね、でももう、大丈夫だよ、ここで白鷹楼が勝つまで見守っておこ?」

わたしは有紀ちゃんが暴走族にいたショックより、恐怖が勝って、有紀ちゃんに泣きついてしまった

「梨友ちゃん!もう大丈夫だからね?私がずっと着いてるからね?」

よしよし、とずっと有紀ちゃんは私の頭を撫でてくれた

「有紀ちゃん…闘わなくていいの?」

「ふふっ、戦いより、梨友ちゃんの方が心配だよ〜。怖かったね。あいつは懲らしめておいたから大丈夫」

ホッ、ここで1人だったら怖くて泣いてたかもしれない