俺は、学校を飛び出すとすぐ、ある場所へ電話をかけた

そして、3コール目で出たのは低い男の声

「あ、辰也!愛川 梨友が何者かによって攫われたらしいんだ。俺も今から倉庫に行くから、愛川 梨友の居場所がどこか調べてくれねぇか?」

俺は、急いでるからなるべく早口でまくし立てるように、要件を電話の相手、雲坂 辰也に言うと

「なんだってー!!!梨友ちゃんが?わかった、今こっちへ向かってるんだな?なるべく翔弥が白鷹楼に着く頃には準備し終えておくから!」

「頼んだ。」

あ、俺カバン学校に置きっぱなしだった

後で、優里亜に頼むことにするか


10分くらい全速力で着いたのは、俺が所属してる全国No.1暴走族『白鷹楼』の倉庫

俺は制服から、特攻服へと着替える

実は優里亜も好きだが、梨友のことも好きだったりする