どうしたのだろう?

いつものひろくんじゃない

こんなひろくん、私は知らない


「ひろく…」

バンッッッ!

私がひろくんを呼ぶのと同時に、屋上の扉がものすごい大きい音で、勢いよく開いた

私とひろくんは音のした方をむくとそこにいたのは息を切らせた、見知らぬ男の人

「いたぞ、こいつだろ?」

屋上に来た男の人2人は、こそこそなにやら話をしている

「えっと…」

さっきまで私を抱きしめていたひろくんは、男の人の方へと歩いていった

「こいつが、愛川 梨友だ。まぁ、殺す以外なら、何してくれてもいいから」

「えっ?」

私はひろくんと男の人2人の話に耳を傾けると、私の名前を呼んでいた

何やら、恐ろしいセリフが飛び交った

私、これから何されるの?

というかこれ、逃げられないやつでは?