「ひろくん、お待たせ。ちょっと優里亜と話をしていたら遅くなっちゃった」

と、空き教室をとび出て、私が向かったのは

ひろくんがいるクラス。4組だ

「全然いいよ、屋上行かない?」

私はひろくんと一緒に手を繋いで屋上へと足を進める

┄屋上┄

「なぁ、さっき黒須見えたけど、仲良いの?」

さっきの3人で空き教室に行くの見られていたんだ

「でも、1番仲いいのは優里亜だよ」

だって、家近いもんね

「良かった、梨友と仲良いのかと思った」

そう言って、ひろくんは私を抱きしめて、か細い声を出した