「ひろくんとは順調だよ!お兄ちゃんはか、彼女とか、居ないの?」

お兄ちゃんってすごくモテるのに、彼女は作ったことがない

「俺か〜。別にいないけど?なんで?」

「お兄ちゃん、かっこいいしモテるのにって、不思議に思っただけだよ」

私がそういうと、お兄ちゃんは『そっか』とこぼしただけだった


そして、時刻は夜九時を回った頃


「2人とも、お風呂湧いたわよ!入っちゃいなさい」

「お兄ちゃん、先入っていいよ!」

「わかった!梨友も俺が上がったらすぐ入れよ?」

「うん」

お兄ちゃん5年前と全然変わってなくて安心した

優しい兄のままだった