一気に私たちのいるクラスが騒がしくなった

「え〜、田口くんだ〜。梨友?どうぞどうぞー!私たちのことはお気になさらず2人で、仲良くして来てくださいー。」

クラスの女の子の1人が悲鳴に似たような声を上げたと思ったら、、すぐさま私の名前が呼ばれた

ほらほら、とクラスの女の子に背中を押され、私はひろくんのいる教室後ろのドアへと向かう

「付き合って、2ヶ月くらい〜?もう〜、仲良しさんなんだからァ」

そう、私とひろくんは、付き合って2ヶ月なんだよね

夏休みになる3日前に付き合いだした

私は最初ひろくんのこと、田口くんって呼んでたんだけど

ひろくんが『付き合いだしたのに、苗字呼びは変だろ?だから、今日から俺のことはヒロヤって呼んで欲しい』

私は照れながらも『ひろや』って呼んだ

そしたらひろくんは『やっぱり、照れるからひろくんでいいわ』って訂正をした