私は10歳の頃、お兄ちゃんは高校生の時

私はショックから夜は涙が止まらず、ずっとお兄ちゃんと一緒に寝た時もあった

だけど、中学生になった時、お兄ちゃんは大学に行くため、家を出ることに

お兄ちゃんの言葉はまだ忘れない

「梨友、お兄ちゃんは大学に行くため、家を出るだけだからな、父さんみたいに家が嫌になったわけじゃないから。俺は絶対戻ってくるから。泣くな。な?」

私はお兄ちゃんと離れるのが嫌で、ずっと寂しくて泣いてた時もあった


だけど、たまにお母さんのスマホに電話をかけてきた時は、お兄ちゃんと会話したこともあった

私はお兄ちゃんと話したくてお母さんに『ねぇ、涼くんでしょ?変わって変わって』って言った時もあったっけな

その瞬間が私は好きだった


そして、夏休みな、冬休みの合間のお正月は絶対帰ってきてくれた


私は思春期ながらもお兄ちゃんを抱きしめたこともあった


だけど、高校生になるとさすがに恥ずかしいから、駆け寄っては「涼くん、おかえり!」って笑顔で迎えるようになった

でもお兄ちゃんは絶対抱きしめてくれたり、頭を撫でてくれたりした


私は心做しか、嬉しかった