「驚いた?あの人はね?私の本当のお兄さんなの。でも梨友ちゃんなら良かったわ。他の人にバラしたりしなかったもんね?」
「うん、私その時は受け入れにくかったから、本当のこと言っても信じてもらえだろうって思って、数ヶ月間、ずっと放置してたの」
今日もあゆさんは髪の毛を巻いて、スカートも短く、まさにギャルぽい格好をしていた
「でもまぁ、兄さんが今日あの格好で来たのにはワケがあるのよ」
あゆさんのその言葉で私の頭の中は???だらけだ
「家では普通の格好なのよ?それなのに、もう隠し通すのはしんどくなってきちゃったらしいのよ。まさか女子全員が騒ぐとは思っていなかったけどね?」
そうだったんだ
「まぁあとのことは兄さん本人に聞いてね?あまり喋っちゃうと後で怖いから」
私はあゆさんのその言葉で小さく頷いたのだった



