「はぁ、まったく。栂崎高校に行くならわかったわ」

話しも終わったのか、私はお母さんの元へ駆け寄る

「栂崎高校ってめちゃくちゃ頭のいい学校じゃん」

「そう、だからお母さんは許すことにしたの」

栂崎高校で1位を取るならとの事

「じゃあ、私は杉沢で頑張るよ」

「うん!お母さん、優里亜ちゃんと有紀に期待してるわね」


私は杉沢へ有紀ちゃんは栂崎高校にそれぞれ入学した

「でもこの話にはまだ続きがあって」

それは、中学3年生の有紀ちゃんが白鷹楼に入って2ヶ月くらいした頃だった