小学3年生の春、お母さんが病気で亡くなり、お父さんは男1人で私を中学まで育ててくれた

だけど、突然私にお母さんができた

「あなたが優里亜ちゃん?はじめまして、塩田 千陽です。よろしくね?そして私の隣にいるのが娘の有紀よ、優里亜ちゃんとは義理の双子のお姉ちゃんになってしまうけど、仲良くしてあげてね」

私の家に美人なお母さんとお姉ちゃんが来た

私は仲良くなろうと必死だった

何度も遊びに誘ったり、一緒に登校したりした

でも中学3年生の時、それは突然起きた

「あのね、優里亜ちゃん。ごめんね?私今日から白鷹楼って暴走族に入ったの。これまで通り一緒になんて行かなくなっちゃったの。私は栂崎高校に入学する」

有紀ちゃんの頭の良さは私も知っていた

毎回テストでは100点を取ってくるほど

それに比べて私はどれだけ勉強しても、平均点スレスレ