休み時間
「有紀ちゃ〜ん」
私は席を立つと、真っ先に有紀ちゃんの元へ駆け寄る
「お〜!梨友〜、よしよし。あっそーだ!構内案内して欲しいなあ」
「いいよ〜。いこっか」
私は有紀ちゃんの手を取ると、一目散に教室を出て、1階に降りていく
「ここが〜、体育館で〜」
体育館に続く、渡り廊下を歩いていくと、運良く体育館の扉が空いてたから、中に入る
「この階段登ると、卓球場に着くよ」
「おぉ〜!杉沢来たら部活入ろうって思ってたんだよね〜、でも、白鷹楼のこともあるでしょ?だから迷ってるんだよね」
私は帰宅部だから、部活の説明はできなかった
「次行くねー」



