俺は優里亜とそんな話をしたあと、教室に行こうと足を進めたら、チャイムが鳴り響いた
今行ってもどうせ遅刻だから、ここは盛大に入ってやろうと俺は、教室の後ろのドアを思い切り開けた
その瞬間、クラスのみんなが驚いた反応を見せた
先生はすごい剣幕で、
「黒須〜〜〜〜〜、てめぇはまた遅刻か!
何度遅刻すりゃー気が済むんだ?お?」
と言ってきた
俺、一応杉沢アイリス高校の理事長の息子なんだが、そんな態度でいいのかなと思う反面
遅刻したのは俺だから、文句は言えない立場でもある
だから、俺は『すみませんでした!』
と素直に謝ったら先生が、「まぁ、いいか。理事長の息子なんだから」
諦めた
みんなが驚いてる
「え!理事長の息子ぉおー?」って声が聞こえた



