戦国武将織田信長の不器用な恋

私は鎮静剤を打たれて、眠りに誘われた。

「信長様、どこですか」

そんな私の前に、一人の男性が現れた。

「あなたは誰?」

「私は時の番人です、津久井マミさん、あなたは戦国時代で死ぬところでした、
織田信長様があなたを現代に戻すように言われました」

「嘘、嘘です、信長様はそんなことは言いません、私はずっと一緒にいることを許してくれました」

「あの状況で、戦国時代にいたら、あなたは確実に死んでいたんですよ」

マミは手を小刻みに振るわせた。

「信長様はあなたに生きて欲しかったのです、戦国時代であなたの死を見届けるより、
あなたに生きてほしかった、たとえ二度と会えなくても……」

「もう信長様には会えないんですか」

「はい」

「お願いします、もう一度だけ、私を戦国時代にワープさせてください」

「それは出来ません」

「そんな……」

そして、時の番人は姿を消した。

私は声を上げて泣いた。

そんな、もう信長様に会えないなんて……