戦国武将織田信長の不器用な恋

「そんなことはない、お前は俺の妻だ、大丈夫だ、安心しろ」

マミは安心したのか、睡魔に襲われ、眠りに誘われた。

目が覚めると、隣にいるはずの信長の姿はなかった。

「信長様、信長様」

マミは城内を探し回った。

「マミ、大きな声を出して、何事だ」

マミに声をかけたのは政宗だった。

「信長様はどちらにいらっしゃいますか」

「お館様は今朝早く、秀吉と家臣と共に朝廷に向かわれた」

「朝廷?」

「信長様の仕事の一つだ」

「信長様はいつお戻りになりますか」

「仕事が終われば戻ってくる、大人しく城内で待てとの指示だ」

マミは心配で気が気じゃない。

門の前でずっと待っていた。

「マミ、食べ物を口にしろ」

「大丈夫です、信長様がお帰りになったら一緒に頂きます」

「困った奴だ」