「うん」

織田くんは人目もはばからず私を抱きしめた。

「ちょっと、織田くん、やめて」

「恥ずかしがることはない、お前は俺の……」

「えっ」

「すみません、早く行きましょう」

織田くん、本当に信長様なの?