「キスしたい」

「今は食事中よ」

織田くんは急いで食事をかきこんだ。

「食事はゆっくり食べないと」

「だって、食事が済めばキス出来るだろう」

「そう言うことではないわ」

あれ、この感じどこかで……

食事が終わって、織田くんと会社に向かった。

織田くんと一緒にいると、まるで信長様と一緒みたいな感じがする。

信長様がワープしてきたの?

まさかね、こんな時、スマホが使えれば、確認出来るのに。

「先輩、さっきっから俺の顔を見てますけど、何かついてます?」

「あ、ごめん、ちょっと知り合いに似てるから」

「へえ、そうなんだ、その人のこと好きなのか」

「うん、側にいたいなあって思ってる」

「本当か?」