すると、大和の目線は梓の方へ。



大和「こいつらは謝ってきたけど、どうする。許す?……それとも、俺が今ここで殺る?」

梓「ちょっ……、殺らなくていいって。謝ってくれただけで充分だから。」


大和「…だってよ?オメェら、梓に命救われたな。俺が梓の立場だったら間違いなく殺ってるけどな。」

男達「……。」

奏「蓮への腹いせなんてみっともないね。しっかり男磨いて女の気持ちを括りつけておきな。……と、それから二度と梓に手ぇ出すなよ。次は無いからね~。」



大和が顎でクイッと教室に戻るように合図をすると、男達は一目散に校舎へと走って行った。



実は、今日。
昨日の件があって学校に来るのが怖かった。
あの男達に報復されたらどうしようかとか、色々考えてた。


でも、学校に行く事を決心して最寄駅へ到着すると、大和と奏が待っていて私の警護をするみたいに学校まで送り届けてくれた。

こうして二人が問題を解決してくれたお陰で、私は登校への不安から解消された。